年を取ると背骨が曲がるのはなぜ?






高齢者の方の背中は丸まっている、
こんなイメージが強いですね。

さて、なぜ年を取ると背骨が曲がっていくのでしょうか?



高齢者の背骨が曲がるワケ

高齢者の背骨の曲がり具合は様々です。
背骨が曲がり始める箇所は腰のあたりであったり、首に近い場所であったり。
また曲がり方も個人によって微妙に違っています。

高齢者の方の背骨が曲がるのは
・背筋の衰え
・椎間板の衰え
・背骨の骨折(骨粗鬆症による)


これらが原因として挙げられます。

加齢に伴う「脊柱側弯症」

思春期くらいの女の子にもよく見られる「脊柱側弯症」。
高齢者の方にもよく見られます。(椎間板や骨の老化が原因)

症状が進むと手術の必要性さえ出てくる心配な疾患です。

高齢者の脊柱側弯症の症状が悪化すると首への負担が甚大になってきます。
この負担は、首の痛みまたは肩こりとなって高齢者を悩ませます。

内臓への負担も

背骨が曲がり、肩こり・首の痛みで困っているところへ内臓への影響からくる病状も加わって
非常に辛い状態になるケースがあります。

代表的な疾患が「逆流性食道炎」です。

◆逆流性食道炎って?

胃液が食道に逆流し、胸焼けなどの症状が起きます。
高齢者になると、何らかの疾患で病院にかかる割合が増えてきます。

背骨が曲がっている方はそうでない方に比べると比較的寿命が短いと言われています。
いつまでも健康で病院にかからない人生を送るには、
骨を強くする食事や普段の適度な運動などが大きく影響していくのでしょう。



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